シルク印刷とは?
シルク印刷とは、細かい穴のあるスクリーン版にインクを通して行う印刷方法で、もともと絹(シルク)が使われていたことからその名がつきました。
現在はポリエステルやナイロン製のスクリーンが使われ、「シルクスクリーン印刷」とも呼ばれます。
印刷技術としてだけでなく、芸術表現の手法としても広く利用されています。
シルク印刷の詳しい解説はこちらから↓↓
■シール印刷方式:シルク印刷(スクリーン印刷)
https://www.seal-koubou.com/print/silk-screen-printing/
■シール印刷ラボ:シルク印刷とはなに?メリット・デメリットや活用例を解説
https://www.seal-koubou.com/lab/detail/56
特殊なインクや技法を用いた印刷表現にも対応できるのが、シルク印刷の大きな強み。
ここでは、デザインをより魅力的に見せるための6つの代表的な特殊印刷技法をご紹介します。
①発色の良さ
■インクの厚みで鮮やかに
シルク印刷の最大の特徴は他の印刷方式と違い、インクに厚みを持たせることができます。
印刷面にしっかりとインクを乗せることで、下地(素材)の影響を受けずきれいな発色となります。
とくに単色ロゴやビビッドカラーは、色の深みと鮮やかさが際立ちます。
下の写真では、白色の印刷が下地に影響を受けない様子をわかりやすく、透明な素材の上に印刷をかけた見本になります。
一般的な凸版印刷では、下地の赤色が透けて見えることで白色がピンク色に見えてしまうことがあります。
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繁盛シール工房Instagram【発色の良さ!】 https://www.instagram.com/p/DJsw2B6ToXm/
②ラメ印刷
■キラキラと輝く装飾効果
インキに細かい粒子を混ぜて印刷し、デザインをより華やかにします。粒子の大きさで様々な表現が可能に。
豪華さや華麗さを演出するデザインに最適で、デザインの一部に組み込むことで装飾効果を生み出します。
ファッションアイテムやアイドルグッズ、アート関連の商品で人気があります。
下の写真では、モデルさんの衣装部分にラメ入りのインクを加工しています。
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③蓄光印刷
■暗闇で光るサプライズ
太陽光や蛍光灯の光を吸収し、暗闇で蛍光色に輝きます。
蓄光インクは白い素材の上で最も効果を発揮するため、
デザインを作成する際には、蓄光インク部分と他のデザイン色とのコントラストをつけると効果的です。
非常用の表示や座席番号など、暗闇での安全性を確保するために役立つほか、イベントグッズなどで遊び心を演出するデザインにも最適です。
右の写真では、蓄光部分をしっかりと光らすためブラックライトで光を吸収させ暗闇で撮影しました。
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繁盛シール工房Instagram【蓄光印刷のご紹介✨】 https://www.instagram.com/p/DAZhEsKt55T/
④蛍光印刷
■目を引く強烈な色彩
通常のCMYKでは再現できない、ビビッドで強い発色の蛍光色インクを使った印刷。
鮮明で強烈な色彩効果があります。インパクト重視のデザインや、注目を集めたい広告・ポップなどに最適です。
写真では蛍光感の伝え方が難しく、実際に手に取ってみてもらえると、強烈なインパクトを与えられるツールであること間違いなしです。
⑤UV厚盛印刷
■立体感と光沢の演出
UV硬化型インクを使い、インクを厚く盛って立体的に仕上げる加工。
盛り上がりとツヤ感が特徴で、名刺やパンプレットの一部に印刷することでインパクトや高級感をもたらします。
見た目もさることながら、手触りも楽しむことのできる加工です、複雑な凹凸も手掛けることが可能です。
⑥スクラッチ印刷
■削って楽しむ仕掛け
特別なインクで表面を覆い、コインなどで削って中身を見ることができる印刷です。銀の他に、金も選べます。
DM、くじ、ゲーム、キャンペーンなど“遊び”や“仕掛け”を加えたデザインに活躍します。
右側の写真のように削って、あらかじめ印刷を施した内容を見せることができます。
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繁盛シール工房Instagram【スクラッチ印刷のご紹介✨】 https://www.instagram.com/p/DKJEczrzMXr/
まとめ
シルク印刷は「印刷する」という枠を超えて、デザインの個性やメッセージ性を高めるための技法として活用されています。
ラメや蛍光、UV厚盛など、多彩な加工と組み合わせることで、見る人の心に残る表現が可能に。
あなたのアイデアを、もっと大胆に、もっと魅力的に。「シルク印刷」で、ワンランク上のデザイン表現を叶えてみませんか?