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カーボンニュートラルに向けてシールが出来ること【生分解性プラスチック編】

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カーボンニュートラルとは

カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることを意味します。2020年 10 月、政府は 2050 年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。この記事ではシール素材に【生分解性プラスチック】でCo₂削減ができることをテーマに解説します。ぜひ参考にしてください。

※記事内容は当工房の担当者が感じた主観的な意見です。他印刷会社とは意見に相違がある場合もあります。予めご承知ください。

※(環境省HPから引用)https://plastics-smart.env.go.jp/

2024年01月24日

カーボンニュートラルとは

カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることを意味します。
2020年 10 月、政府は 2050 年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。
「排出を全体としてゼロ」というのは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」※から、植林、森林管理などによる「吸収量」※を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています 。
※人為的なもの

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地球規模の課題である気候変動問題の解決に向けて、 2015 年にパリ協定が採択され、世界共通の長期目標として、


世界的な平均気温上昇を工業化以前に比べて
2℃より十分低く保つとともに 、 1.5 ℃に抑える努力を追求すること(2℃目標)

今世紀後半に温室効果ガスの人為的な発生源による排出量と
吸収源による除去量との間の均衡を達成すること

等を合意しました。
この実現に向けて、世界が取組を進めており 、 120 以上の国と地域が 「 2050 年カーボンニュートラル」という目標を掲げているところです。
   
※環境省(脱炭素ポータル)から引用 https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/index.html

 

温室効果ガスとは

地球の大気には二酸化炭素などの温室効果ガスと呼ばれる気体がわずかに含まれています。これらの気体は赤外線を吸収し、再び放出する性質があるため、太陽からの光で暖められた地球の表面から熱放射として放出された赤外線の多くが、大気に吸収され、再び放出された赤外線が地球の表面に吸収されます。これらの過程により、地表面及び地表面付近の大気を暖めることを温室効果と呼びます。大気中の温室効果ガスが増えると温室効果が強まり、地球の表面の気温が高くなります。

人間活動によって増加した主な「温室効果ガス」には、 CO₂ (二酸化炭素)、以外に メタン、一酸化二窒素、フロンガスがあります。二酸化炭素は地球温暖化に及ぼす影響がもっとも大きな温室効果ガスです。石炭や石油の消費、セメントの生産などにより大量の二酸化炭素が大気中に放出されます。また、大気中の二酸化炭素の吸収源である森林が減少しています。これらの結果として大気中の二酸化炭素は年々増加しています。

※(気象庁ホームページから引用)https://www.jma.go.jp/jma/index.html




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シールでCO₂ 削減に貢献できること

温室効果ガスの中で最も多い二酸化炭素(CO₂)を削減するためには、化石燃料である石油の消費を軽減する必要があります。現在、シール・ラベル・ステッカーの材料には化石燃料である石油を原料とした材料(フィルム製の表面基材、粘着剤、インキなど)が使用されていますが、これらの材料をCO₂を増加させないクリーンな材料に変更することで、薄くて小さなシールでもカーボンニュートラル社会の実現に少しずつ貢献することができます。

具体的には、バイオマスプラスチックや生分解性プラスチック、再生PETやPPプラスチックなど、化石由来のプラスチックを生物由来プラスチックに置き換えたシール材料があります。これらの材料はリサイクル工程においてCO₂を排出しますが、化石燃料から製造する場合と比較して約30〜50%のCO₂排出量を削減することができます。

特に再生PETプラスチックは、使用量が多くなるシールに適した材料であり、強度や品質面でも化石燃料から製造されたプラスチックと遜色のないレベルになっています。したがって、再生PETやPPプラスチックを使ったシール基材を組み合わせた最適なシール商品を提案することで、即座にCO₂削減効果を得ることができます。

繁盛シール工房では、お客様のニーズに合わせて再生PETやPPプラスチックを使ったシール基材を選定し、カーボンニュートラル社会の実現に向けた貢献をサポートしています。次世代の環境に配慮したシール材料を使用することで、私たちの日常の小さな行動からも地球環境への負荷を軽減し、持続可能な社会の実現に一歩近づけるのです。




CO₂ 削減効果があるシールの材料

1.バイオマスプラスチックを使用したシール用材料
2.生分解性プラスチックを使ったシール用材料
3.再生PET PP プラスチックを使ったシール用材料
※この他にも、剥離紙(フィルム)を使用しない「ライナーレスシール」や「シール基材の薄膜化」などの方法もありますが、本稿では化石由来のプラスチックを生物由来プラスチックに置き換えてCO₂ が削減できる方法を中心にご紹介します。





生分解性プラスチックとは

通常のプラスチックと同様の耐久性を持ち、使用後は自然界に存在する微生物の働きで最終的にCo₂と水にまで完全に分解されるプラスチックのこと。

(ポイント)
生分解性プラスチックには、生物由来原料と石油由来原料の2種類が存在していて、共に最終的には分解されますが、生物由来原料を選択したほうがCo₂削減効果は一般的には高くなります。

●生分解性プラスチックを使った商品には、「バイオマスマーク」と「プラスチック・スマート」マークが使える材料がございます。
ご希望のお客様は、繁盛シール工房へお問い合わせください。
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生物由来プラスチックを使ったシール 材料(表面基材用フィルム) 

●白色セルロースフィルム<45μ> 強粘着タイプ 生物由来材料
●透明セルロースフィルム<45μ> 強粘着タイプ 生物由来材料
●蒸着セルロースフィルム<45μ> 強粘着タイプ 生物由来材料
●白色セルロースフィルム<50μ> 強粘着タイプ 生物由来材料
●透明セルロースフィルム<50μ> 強粘着タイプ 生物由来材料
●透明セルロースフィルム<12μ> ラミネート用 生物由来材料


御見積のご依頼についてまとめ

ご紹介した「セルロースフィルム」は、誰もが使ったことのある「セロテープ」と同じ素材で、原料は生物由来である木材パルプから作られています。
プラスチックフィルムと思われがちですが、実は元の原材料は紙と同じなのです。
●セロテープは「ニチバン株式会社」の登録商品です。

最近では、海洋投棄されたプラスチックが分解されずに微細化されたマイクロプラスチック(水の流れや紫外線により細かく粉砕され、粒径5mm以下となったプラスチック)が問題になっています。

さらに注視すべきは目視で認識できない数十μm以下のマイクロプラスチックで、こうした微細なマイクロプラスチックが魚や貝類の体内に摂取・蓄積されることにより、生態系や人体に悪影響を及ぼすことが懸念されています。

Co₂削減効果とマイクロプラスチック問題の解決にもなる生分解性プラスチックを使用したシールをご検討される場合は繁盛シール工房にお問い合わせください。

毎月数万枚単位でご使用されるシール・ラベルでは勿論のこと、配布用のノベルティステッカーなどへの素材選定としてご検討いただけると地球環境への負担を少しずつ減らすことができます。

繁盛シール工房では、生分解性プラスチックを使ったシール基材を組合わせた最適なシール商品をお客様のニーズに合わせてご提案させていただきます。

この記事で解説したシールの用途・素材・加工方法

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