シール印刷ラボ

改ざん防止シール(非転写)とは?対象に剥がした痕跡を残したくない!

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課題

改ざん防止フィルムは商品の開封確認やセキュリティ用のラベル素材です。既存の素材ではシールを剥がした跡が貼付対象物に残る為、意匠性が崩れてしまう問題がありました。お客様からも度々、「痕跡が残らない再剥離性のある素材はないか」とお問い合わせいただくのですが、ご希望に答えることができていませんでした。今回、この問題を解消できる素材をリンテック株式会社が開発してくれましたので、当工房でご紹介させていただきます。

※記事内容は当工房の担当者が感じた主観的な意見です。他印刷会社とは意見に相違がある場合もあります。予めご承知ください。

2018年10月16日

改ざん防止フィルム(非転写タイプ)とは

従来の改ざん防止フィルムはシールを剥がした際に「開封済」や「VOID」といった文字が貼り付け対象に転写されることで、シール本体と被着体で開封確認できるというものでした。確認が2箇所で判別できる為、セキュリティレベルは高いものではありますが、被着体に痕跡が残ると問題が発生する案件もあり、その場合はご利用いただけませんでした。今回、リンテック社が開発した非転写タイプはシールを剥がすとシール本体だけに「VOID」の文字が浮き出し、被着体には痕跡が残りません。また再剥離性の粘着剤を使用している為、糊残りが少なく綺麗にシールを剥がすことができます。ベースカラーは透明・赤・青の3種類。表面に印刷も可能です。

【非転写タイプ】・・・剥がした痕跡がのこりませんが、シール本体には「VOID」の文字が浮き出ます。
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【転写タイプ】・・・対象物に「開封済/VOID」の文字が転写されます。
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【非転写タイプ】・・・クリアレッドとクリアブルー※透明と比べVOIDのフォントが太くなります。
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想定される用途

改ざん防止フィルム(非転写タイプ)は再剥離性がある為、シールを剥がした際に残る被着体へのダメージ(糊残り等)をなくし、意匠性を保持することが可能です。商品の外装パッケージや商品自体の開封口に貼るバージンシールなど多種多様な用途が考えられます。

■主な用途
・化粧品などの外箱や容器のバージンシールとして
・再利用したい容器の封緘として
・セキュリティ情報の入ったケースの開封確認
 

機能しない被着体

改ざん防止フィルム(非転写タイプ)の再剥離性が機能しないものもあります。プラスチックやガラス、表面コートされた紙箱パッケージなどには機能しますが、表面にコート処理されていない紙素材の場合は被着体を傷める可能性があります。全ての物に機能するわけではありませんので、心配な方は事前に貼り付けテストを行うことをお勧めしております。

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※非コートの紙素材に貼り付けてからシールを剥がすと紙ごとめくりあがり、ダメージを受けます。

ご利用の注意点

改ざん防止フィルム(非転写タイプ)は表面に印刷適性がある為、自社のロゴや社名・店名などを印刷することも可能です。しかし、全面に印刷をかけた場合、剥がした際に浮き出るはずの「VOID」が目立たなくなる可能性があります。シール面積に対してワンポイント程度のデザインにする方が良いでしょう。またシールを剥がす前段階では「VOID」の向きが判別できません。こちらも気になる場合は、事前に確認してから貼り付け作業を進めることをお勧めします。

まとめ

改ざん防止フィルム(非転写タイプ)は被着体を傷めない再剥離性が特長です。全ての対象に万能ではありませんが、パッケージや商品本体の意匠性を崩さずにユーザーのお手元に届けることが可能となります。リンテックWEBサイトではこの他の素材も多く掲載しております。ご関心のある方は是非、御覧ください。

リンテック株式会社・・・http://www.lintec.co.jp/

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