シール印刷ラボ

目的に合った最適なシール印刷の仕上げ方法とは?

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課題

シール印刷には大きく分けて5つの仕上げ方法があります。繁盛シール工房では「シート仕上」「1枚カット仕上」「巻き取り仕上」「断裁仕上」「断裁+ハーフカット仕上」の名称で分類しています。それぞれ、見た目にも違いがあるのですが、シールの用途や使用目的によっては選択を間違えると不都合が生じる場合もあります。ではどのような仕上方法を選択することがベストなのでしょうか。今回は製作現場の都合やコスト的な側面も交えて解説していきます。

※記事内容は当工房の担当者が感じた主観的な意見です。他印刷会社とは意見に相違がある場合もあります。予めご承知ください。

2014年10月28日

業務用途向けとノベルティ用途向け

冒頭で記述した通り、繁盛シール工房では5つの仕上方法で対応しています。それぞれに特性があり、シート仕上はシールを1シートに複数枚付けた状態、1枚カット仕上は1シートに1枚、巻き取りはロール状にしたものを指します。これらはシールの用途的な側面から業務用仕上とも呼ばれています。逆に断裁仕上や断裁+ハーフカットはノベルティ仕上と呼ばれており、販促用や販売用として好まれる仕上方法となります。シールの貼り方や保管状況によって向き・不向きがありますので、各詳細ページを一度、ご確認ください。

■シート仕上/http://www.seal-koubou.com/print/detail/1
■1枚カット仕上/http://www.seal-koubou.com/print/detail/2
■巻き取り仕上/http://www.seal-koubou.com/print/detail/3
■断裁(全抜)仕上/http://www.seal-koubou.com/print/detail/16
■断裁+ハーフカット/http://www.seal-koubou.com/print/detail/15

仕上方法に決まりはない

先の記述では業務用とノベルティ用の仕上げがあるとご紹介しましたが、一般業務で使うシールを必ず業務用の仕上げにする必要はありません。逆にノベルティシールを必ずノベルティ仕上にする必要もありません。あくまで一般的に好まれている用途別の分類であり、お客様のご希望を優先することができます。販売用シールを巻き取りにしても、業務用シールを断裁で仕上げても問題はありません。ノベルティシールを断裁仕上ではなく、1枚カット仕上にした実績も多数ございます。大事のことは業務用シールであれば貼り付け環境であり、ノベルティや販売用のシールであれば、エンドユーザーの満足感です。 *印刷方式によって得意とする仕上方法が異なります。業務用の仕上は基本的に凸版印刷で対応するシールがメインとなります。ノベルティ向けの仕上はオフセット印刷やシルク印刷がメインの仕上方法です。


■シート仕上・・・凸版印刷機/オフセット輪転機
■1枚カット仕上・・・凸版印刷機/オフセット輪転機
■巻き取り仕上・・・凸版印刷機/オフセット輪転機
■断裁仕上・・・オフセット印刷(平版式)/シルク印刷機(平版式)
■断裁+ハーフカット・・・オフセット印刷(平版式)/シルク印刷機(平版式)

貼り付け方の違いで仕上方法・コストが変わる

1000枚の訂正シールを封筒に貼る場合、個人情報保護シール5000枚を5000人のお客様へ送付する場合、シールピーラーを使ってラッピングシールを貼る場合。これらは業務上で必要とされるシールですが、貼り付け方がそれぞれ異なります。同じ被着体(貼り付け対象)に同じシールを1枚ずつ貼っていく場合、数人で貼り付け作業をした方が楽ですよね。このような場合はシート仕上で対応した方が便利です。またシールを配布してから個人で貼っていただく場合は、1枚カット仕上が便利です。シールピーラーを使う場合は、もちろん巻き取り仕上です。注意いただきことは仕上方法によってはコストに影響がでるということです。繁盛シール工房では業務用の仕上では巻き取りのコストが一番高くなります。また小さなシール10000枚くらいをシートにした場合と1枚カットにした場合ではシートにしたほうが、コストが下がります。対応する印刷方式によってもコストが変わりますのでご注意ください。

まとめ

仕上方法はシールの貼り方などにより使い分けが必要です。特に業務用シール向けのシート・1枚カット・巻き取りはそれぞれに貼り付け状況によって好・不都合なことがあります。必ず、貼り付け方法も想定しておくことをお勧めします。

この記事についてのご質問やご相談は担当者までお問い合わせください。

この記事で解説したシールの用途・素材・加工方法

シールの仕上方法

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