シールをご依頼いただく中で、「ロゴだけがきれいに目立つようにしたい」「余計な背景はいらない」といったご相談をいただくことがよくあります。
実際には、使う場所や貼りたい素材、ご予算によってご提案もさまざま。
そこで今回は、よくおすすめしている代表的な3タイプをまとめてみました。
それぞれに向き・不向きがありますので、ぜひ参考にしてみてください。
■ロゴだけをそのまま“貼り付けた”ような仕上がりに。(予算目安:13万円以上〜)
「デザインだけを対象物に貼り付けて、まるでダイレクトプリントしたように見せたい」
そんなご要望にぴったりなのが、転写加工シールです。
転写加工シールは、特定素材に印刷するのではなく、印刷部分だけに粘着加工を施すことで、
ロゴやデザインだけをきれいに貼り付けたかのような仕上がりを実現します。
さらに、スポットカラー(特色指定)にも対応しており、
量産にも対応可能なため、さまざまな印刷ニーズに柔軟に対応できます。
また、シルクスクリーン印刷を採用しているため、耐久性・耐候性も抜群で、
自動車やオートバイ、屋外でも長期間使用可能です。
多少の粗さはありますが、グラデーションやフルカラーの印刷も可能で、デザインの幅が広がります。
メリット
ロゴのデザインだけが残るので、とにかく見た目がきれい
耐久性・耐光性の高い屋外でも使える丈夫な仕様
デメリット
貼るときに少しコツが必要(アプリケーション貼り合わせ)
コストがやや高め
転写シールの詳しい解説はこちらから↓↓
【印刷・加工】転写加工シール https://www.seal-koubou.com/print/transfer-processin-printing/
【印刷ラボ】 転写シールとは? https://www.seal-koubou.com/lab/detail/24
■背景が目立たないタイプの定番シール(予算目安:3万円以上〜)
透明なフィルムにロゴやデザインを印刷することで、
貼ったときに背景が目立たず、あたかもロゴだけが貼られているように見えるのが透明シールの大きな特長です。
透明のプラカップやペットボトル、食品容器など、素材の質感を活かしたい場面でよく使われています。
特に飲食店のテイクアウト用カップやパッケージ、雑貨の簡易ラベル、ノベルティなど、
見た目の印象を大切にしながら、低コストで対応できる点が大きな魅力です。
貼るだけのシール感覚なので、貼り付け作業もとても簡単です。
メリット
シールタイプで誰でも簡単に貼れる
小ロットでも製作できて、コスパ◎
デメリット
光の反射などで透明のシール部分が若干目立つことも
背景に色がある場所だと、ロゴの見え方が変わる可能性あり
透明シールの詳しい解説はこちらから↓↓
【素材】 透明フィルム(透明PET) https://www.seal-koubou.com/material/pet-tac/
【印刷ラボ】 透明シール素材に印刷する前に知っておきたい4つのポイント! https://www.seal-koubou.com/lab/detail/18
■カッティングシートで、シンプルに力強く「見せる」(予算目安:7万円以上〜)
単色ロゴや文字をくっきり際立たせたいなら、カッティングシートが最適です。
塩ビ製の素材をロゴや文字の形にカットし、転写シートで対象物に貼り付ける加工方法で、
屋外看板やウィンドウサイン、車両マーキングなど屋外用途で使用されるケースが多いです。
耐候性に優れ、直射日光や雨風に長期間さらされる環境でも色あせしにくいため、
屋外用途・長期掲示にもしっかり対応。
のれんやテント、アクリル板、金属面など、さまざまな素材に貼り付けが可能です。
基本的には色付きのカラーシートをカットしますが、白地素材へ特色印刷でのご対応も可能です。
メリット
シンプルなロゴや文字に最適
耐候性・耐久性に優れており、屋外・長期使用にも対応
デメリット
基本は1色のみ(多色ロゴには不向き)
細かい部分はカット不可 or 貼り付けの手間はややあり
カッティングシートの詳しい解説はこちらから↓↓
【印刷ラボ】 転写シールとは? https://www.seal-koubou.com/lab/detail/24
「ロゴだけを目立たせたい」というご希望は、ほんとうによくいただきます。
それぞれの特性をふまえて、「どこに貼るか」「どんな見せ方をしたいか」によって、ぴったりの方法が見つかりますよ。
ご不明点やご相談があれば、お気軽にご相談ください。