シールは皆様が想像するよりも原始的な方法で製造されています。
代表的なものは凸版印刷。ハンコにインクを付け、シール素材に押し付けることで印刷する方法です。世の中のシール・ラベルと呼ばれるものの多くが凸版印刷で製造されています。他にもオフセット印刷・シルク印刷といった方法がありますが、どの印刷方法も素材・粘着剤などの特性を熟知したオペレーターの技術次第で品質が左右されます。
繁盛シール工房の印刷職人は長年の経験で培われた知識と技術で皆様のシール作りの一翼を担います。
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ベタ面の面積や線の細さによって使い分けるインクは数十種の中から選定します。気温によってインクの硬さなどにも種類があります。選択するインクによっては印刷独自のマージナルゾーンが目立つ恐れもある為、オペレーターの経験と勘が必要となります。
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オペレーターが選定したインクを自ら錬り合わせ、版下の色に合わせたお客様仕様のインクを作り上げていきます。シール印刷に使うインクは印刷機の特性によってもインクの定着度合いが変わるので、非常に神経質な作業となります。
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必要な材料が揃ったことを確認してから印刷機を起動させます。機械が自動的に印刷してくれると思われがちですが、実は印刷機ごとの特徴や癖がある為、オペレーターが調整しながら作業を進めます。インクの吐出量や版の圧力調整は、オペレーターが指先の感覚をと研ぎ澄まして、0.1mm単位の微調整を行います。印刷状態が安定するまでこの作業を繰り返します。安定状態まで到達する時間を短縮させることが、オペレーターの腕の見せどころと言えます。